和歌山市のエカワ珈琲店は、零細生業ジジババ店のコーヒー豆自家焙煎店です。
高齢の夫婦が二人だけで営んでいるコーヒー豆自家焙煎店ですが、コーヒー豆の焙煎と自家焙煎コーヒー豆小売商売については、30数年の経験・知識・技術を蓄えています。
エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆とコーヒー豆自家焙煎店商売に対するコンセプト(基本的な考え方)は、以下の通りです。
自家焙煎コーヒー豆の原料となるコーヒー豆(生豆)の品質には、当たり前のことですが、相当にこだわっています。
スペシャルティー品質のコーヒー生豆を原料に使って、丁寧に緻密に手作業でコーヒー豆を自家焙煎しています。
アメリカに本部を置くスペシャリティーコーヒー協会(SCA)基準を満たすスペシャリティーコーヒー豆は大変高価です。
そのタイプのスペシャリティーコーヒー豆だけを原料に使うのは無理ですが、日本のスペシャリティーコーヒー豆輸入の草分けである総合商社兼松さんが取り扱っている、スペシャリティーコーヒー豆及びそれに準ずる品質のコーヒー豆を原料に使った自家焙煎コーヒー豆を小売販売しています。
自家焙煎コーヒー豆の鮮度にこだわっていて、「焙煎日」からの経過日数にこだわっています。
理由は、高級(仕入れ価格の高い)スペシャリティーコーヒー豆を原料に使っていても、豆のままで保存して焙煎日から1か月半も経過していれば、味・香りともに劣化している、どこにでもある古くなった焙煎コーヒー豆に過ぎません。
【3】焙煎日の透明化
当店の自家焙煎コーヒー豆のお召し上がり目安期間は、豆の姿形のままで常温保存して、焙煎日から約4週間以内とさせて頂いています。
「焙煎日」と「販売日」は、自家焙煎コーヒー豆を詰めているしています袋に記載しています。
【4】緻密な焙煎
小型業務用コーヒー豆焙煎機を使って、毎回3.6kgのコーヒー豆を30分くらいの時間を費やして、焙煎パラメーターの記録を収集しながら、コーヒー豆焙煎機とにらめっこしながら、1回1回丁寧にバッチローストしています。
小型業務用コーヒー豆焙煎機の場合、制御ミスがあればコーヒーの持つ香り・風味が大きく異なってしまいます。
その代わり、コーヒー豆焙煎プロセスを注意深く制御することができます。
【5】少量生産
1回のコーヒー豆焙煎量が約3.6kgだと、出来上がる自家焙煎コーヒー豆の重量は3kgくらいです。
古希3の老人が焙煎しているので、焙煎に集中できるのは3回(3バッチ)くらいが限度です。
それ以上だと、小さなミスをする事が多くなってしまいます。
また、毎日・毎日3バッチ焙煎出来るだけの体力・気力が無くなっているので、1週間に3日くらいが限度です。
販売できる自家焙煎コーヒー豆の量は、1週間に20数kgくらいで、多くても30kgくらいが限度となっています。
【6】エカワ珈琲店の焙煎機
エカワ珈琲店は、1992年に購入した富士珈機製の、コーヒー豆焙煎容量(バッチサイズ)5kgの小型業務用コーヒー豆焙煎機(熱源は天然ガス)を使っています。
2024年4月現在、御年33歳のコーヒー豆焙煎機です。
33年間も、パートナー関係にあるわけですから、「あうん」の呼吸でコーヒー豆の焙煎が進行して行きます。
【7】小型業務用コーヒー豆焙煎機
小型業務用コーヒー豆焙煎機の場合、コーヒー豆焙煎の人為的制御がやりやすいと思っています。
コーヒー豆焙煎プロセス全体を通じて、微調整を繰り返しながら、好みの煎り具合の自家焙煎コーヒー豆に仕上げることができます。
それが、小型業務用コーヒー豆焙煎機で自家焙煎するコーヒー豆の特徴だと考えています。
【8】情報の提供
エカワ珈琲店は、コーヒー消費者が自由意志で選択して、コーヒー消費者の自由意志で購入して頂くという販売方法を採用しています。
そのために、できるだけ多くの情報をコーヒー消費者の人たちに提供しようと考えています。(なかなか思うようには出来ていませんが)