焙煎したコーヒー豆(or粉)の保存状態は、温度・湿度・酸素・直射日光に左右されると言われています。ですから、豆の姿のまま密閉容器に入れて冷暗所で保管するのがベターだと思います。
コーヒー豆の保存には、専用の缶やビンや食品保存用のプラスチック容器などの密閉度の高い容器を使います。
出来れば、豆の姿のまま常温で、冷暗所に保存するのがベターです。
焙煎コーヒー豆(or粉)は、臭いを吸着しやすい性質を持っていて、臭いを吸着すればコーヒーの香味が変質してしまいます。
理論的には、冷蔵庫の野菜室での保存がベストだと思いますが、他の食品の臭いを吸着して、使い物にならなくなることもあります。
焙煎コーヒー豆の保存には、専用のカンやビンやプラスチックなどの密閉容器を使用しますが、長い期間、焙煎コーヒー豆の保存に使用していると劣化臭が付着します。
ですから、時々、保存容器を洗浄する必要があります。
冷凍庫や冷蔵庫で保存すれば、焙煎コーヒー豆の腐敗を遅くすることができるかもしれませんが、冷凍庫や冷蔵庫の庫内は乾燥しているので、焙煎コーヒー豆の酸化を促進する可能性があります。(焙煎コーヒー豆には、適当な湿度も必要です)
焙煎コーヒー豆(or粉)が、他の食品の臭いを吸収して使いものにならなくなることもあります。
焙煎コーヒー豆は、臭いの吸収能力が大変高くなっています。
焙煎したコーヒー豆は臭いを吸収しやすい性質を持っているので、臭いのきつい食品や薬品の近くで保存するのも厳禁です。
臭いを吸い込んだ焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れると、嫌な香味のコーヒーが出来上がります。
焙煎コーヒー豆には適当な湿度が必要ですが、湿度が高いのもコーヒーの大敵です。
焙煎コーヒー豆が湿気をたくさん吸収すると、カビが発生して腐敗する可能性があります。
温度の高い場所も、コーヒー豆には大敵です。
高温になると、コーヒー豆に含まれている油脂分(オイル)の酸化が促進されて、腐敗の進行が早くなります。
また、直射日光の当たる場所も厳禁です。
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焙煎したコーヒー豆の賞味期限には、「腐敗していないという意味での賞味期限」と「コーヒーの香味を楽しむための賞味期限」があるのだと思います。
「腐敗していないという意味での賞味期限」は、コーヒー豆焙煎後約6か月間が限度だと考えられています。
コーヒーの香味を楽しめる焙煎コーヒー豆の保存期間は、長くて1ヶ月半くらい、粉砕したコーヒー粉なら、3週間~4週間くらいだと考えています。
エカワ珈琲店の販売している焙煎コーヒー豆のほとんどは、焙煎後1週間以内の焙煎コーヒー豆です。
ですから、常温で冷暗所なら、1ヶ月くらいは保存して頂けると思います。
焙煎直後の焙煎コーヒー豆には、二酸化炭素ガスが比較的大量に含まれていて、その二酸化炭素がバリヤーの役割を演じて、焙煎コーヒー豆の劣化(酸化)を防いでいます。
焙煎コーヒー豆内の二酸化炭素ガスは、数週間くらいの時間をかけて焙煎コーヒー豆から、徐々に放出されて行きます。
エカワ珈琲店は、焙煎コーヒー豆から二酸化炭素ガスが放出されてしまうまでの数週間が、焙煎コーヒー豆の賞味期限だと考えています。
エカワ珈琲店で販売するコーヒー豆は、短かければ焙煎した当日、長くても焙煎してから10日くらいの新鮮なコーヒー豆です。
ですから、豆の姿のままなら、1ヶ月くらいの間、包装袋のまま常温で保存して頂いても、それほど劣化しないと思います。
コーヒー粉にした場合なら、2週間~3週間くらいの間なら、常温で保存して頂いても美味しいコーヒーを味わって頂けると思います。
でも、焙煎後の時間の経過によって、香味は少しずつ劣化して行きます。
香味の劣化スピードを遅くするには、冷蔵庫(適当な湿度のある野菜室)での保存が最適かもしれませんが、他の食品のニオイを吸収すると、使いものにならなくなってしまいます。
また、エカワ珈琲店で販売するコーヒー豆は新鮮ですから、粉にしたコーヒーの場合、包装袋が相当に膨らみます。
品質には、何も影響を与えないわけですが、気になるなら保存容器や保存袋に移し換えてください。
エカワ珈琲店のコーヒー豆は、焙煎後、それほど日にちの経過していない新鮮なコーヒー豆ですから、密封包装をして時間が経過すると膨らんできます。
コーヒー豆が新鮮な証拠ですから、そのまま放置していただいても破裂はしません。
もし、気になるのなら、ジッパーのついている保存用袋か保存用の缶・ビン・タッパーウェアーに移していただけたなら幸いです。